▶いにしえの奈良の都の八重桜が、今日はこの九重の宮中で、ひときわ美しく咲き誇っています。
決まり字:いにいにしへの(詞花集/伊勢大輔・百人一首61番)Garu JP
鏡の前で 深呼吸ひとつ
おろしたての靴 ひもを結ぶ
今日がその日だね 空も晴れてく
ふるえる手のひら 握りしめてる
積み重ねた日々は 裏切らないから
だいじょうぶ 胸を張っていい
いにしへの 奈良の都の
八重桜 けふ咲き誇れ
千年前の 花のように
あなたの時が いま開いてく
今日の光は あなたのもの
誰かがあなたに 譲った場所は
「あなたならできる」の 合図だよ
肩をたたいた 手のぬくもり
背中を押して くれている
震えることと 高鳴ることは
同じ鼓動で できている
いにしへの 奈良の都の
八重桜 けふ九重に
昔のあなたの 涙もぜんぶ
今日の花びらに なっている
胸を張って 咲けばいい
うまくいくかは わからない
それでもいいんだ
つぼみのままで 終わるよりも
開く痛みを 選ぼう
いにしへの 奈良の都の 八重桜
けふ九重に にほひぬるかな
いにしへの 奈良の都の
八重桜 けふ九重に
千年たっても 花は咲くから
あなたの春も 何度でも来る
ふるえごと 咲いてしまえばいい
にほひぬるかな……
今日の光の 真ん中で