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平安時代中期 · 988–?能因法師

のういんほうし · Priest Nōin

平安時代中期の僧・歌人。俗名は橘永愷。文章生となったが26歳ごろに出家し、摂津の古曽部に住んで古曽部入道とも呼ばれた。藤原長能に師事し、歌道の師資相承の始めとされる。諸国を旅して歌枕を訪ね、「都をば霞とともに立ちしかど」の白河の関の歌を詠んだ。歌学書『能因歌枕』、私撰集『玄々集』がある。中古三十六歌仙の一人で、勅撰集に約65首が入る。百人一首の「嵐吹く」は『後拾遺集』の秋歌。

能因法師の歌

1 首

百人一首 第69番

嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は
竜田の川の 錦なりけり

嵐が吹き散らした三室山の紅葉が、竜田川の水面を錦のように染め上げている。

決まり字:あらし
百人一首『後拾遺集』讃美竜田川(奈良県生駒郡斑鳩町)

近日公開