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百人一首の冬の歌 6首冬の歌

百人一首で部立てが「冬」の歌は六首。山部赤人の「田子の浦に」が描く富士の雪、家持の「かささぎの」の霜の白さ、源宗于の「山里は」の静けさ——冬の歌は、色を削ぎ落とした白と、人の気配の消えた寂しさで成り立っています。雪と霜、冬の寂しさ、川霧の三つに分けて、それぞれの意味と背景、楽曲を紹介します。

ひと目でわかる 全6首

All 6 poems

曲になった歌は、歌の行から作品ページ(意味・現代語訳・時代背景・歌詞・ミュージックビデオ)へ進めます。

番号上の句・下の句歌人現代語訳決まり字
4田子の浦に うち出でて見れば 白妙の
富士の高嶺に 雪は降りつつ♪ 「田子の浦」を聴く
山部赤人田子の浦に出て眺めてみれば、真っ白な富士の高嶺に、今もしきりに雪が降り続いている。たご
6かささぎの 渡せる橋に 置く霜の
白きを見れば 夜ぞ更けにける 近日公開
中納言家持かささぎが渡したという天の川の橋——宮中の御階に置いた霜の白さを見ると、夜もすっかり更けたのだなあ。かさ
28山里は 冬ぞさびしさ まさりける
人目も草も かれぬと思へば 近日公開
源宗于朝臣山里は冬こそいっそう寂しさがまさる。人の訪れも絶え、草も枯れてしまうと思うと。やまざ
31朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに
吉野の里に 降れる白雪 近日公開
坂上是則夜明け方、有明の月の光かと思うほどに、吉野の里に白々と雪が降り積もっている。あさぼらけあ
64朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに
あらはれわたる 瀬々の網代木 近日公開
権中納言定頼夜明け方、宇治川に立ちこめた霧が途切れ途切れに晴れていくと、浅瀬に仕掛けた網代木が次々と現れてくる。あさぼらけう
78淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
幾夜寝覚めぬ 須磨の関守 近日公開
源兼昌淡路島から通ってくる千鳥の悲しげな鳴き声に、幾夜目を覚ましたことだろう、須磨の関守は。あはぢ

雪と霜の白

3 首
第6番かささぎの 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける中納言家持近日公開
第31番朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪坂上是則近日公開

冬の寂しさ

2 首
第28番山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば源宗于朝臣近日公開
第78番淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守源兼昌近日公開

冬の川霧

1 首
第64番朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木権中納言定頼近日公開

曲になった歌

Songs · 1

よくある質問

FAQ

百人一首に冬の歌は何首ありますか?

部立てで「冬」に分類される歌は6首で、春と同じ数です。第4番「田子の浦に」から第78番「淡路島」まで、雪・霜・川霧・千鳥といった冬の景物が詠まれています。

百人一首の雪の歌はどれですか?

冬の歌では第4番「田子の浦に」(富士の雪)と第31番「朝ぼらけ」(吉野の白雪)の2首です。このほか春の歌の第15番「君がため」に降る雪、雑の歌の第96番「花さそふ」で桜の花びらを雪に見立てる表現もあります。

富士山を詠んだ歌はありますか?

第4番「田子の浦に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ」(山部赤人)の1首だけです。百人一首で富士山が登場するのはこの歌のみで、『万葉集』の歌を改変した形で採られています。