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百人一首の夏の歌 4首夏の歌

百人一首で部立てが「夏」の歌はわずか四首で、四季の中でもっとも少ない季節です。けれど持統天皇の「春過ぎて」、後徳大寺左大臣の「ほととぎす」など、教科書でおなじみの歌ばかり。夏の訪れと終わり、そして明けるのが早い夏の夜——二つの景物に分けて、それぞれの意味と背景、楽曲を紹介します。

ひと目でわかる 全4首

All 4 poems

曲になった歌は、歌の行から作品ページ(意味・現代語訳・時代背景・歌詞・ミュージックビデオ)へ進めます。

番号上の句・下の句歌人現代語訳決まり字
2春過ぎて 夏来にけらし 白妙の
衣ほすてふ 天の香具山♪ 「春過ぎて」を聴く
持統天皇春が過ぎて夏が来たらしい。夏になると真っ白な衣を干すという、あの天の香具山に。はるす
36夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを
雲のいづこに 月宿るらむ♪ 「夏の夜は」を聴く
清原深養父夏の夜はまだ宵のうちと思っているうちに明けてしまった。月は今ごろ雲のどのあたりに宿をとっているのだろう。なつ
81ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば
ただ有明の 月ぞ残れる 近日公開
後徳大寺左大臣ほととぎすが鳴いた方角を眺めれば、そこにはただ有明の月だけが残っていた。
98風そよぐ ならの小川の 夕暮れは
みそぎぞ夏の しるしなりける♪ 「風そよぐ」を聴く
従二位家隆風がならの小川の楢の葉にそよぐ夕暮れは、もう秋の気配だが、川辺の禊だけが夏であることの証なのだ。かぜそ

夏の訪れと夏越の祓

2 首

短夜の月とほととぎす

2 首
第81番ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる後徳大寺左大臣近日公開

曲になった歌

Songs · 3

よくある質問

FAQ

百人一首に夏の歌は何首ありますか?

部立てで「夏」に分類される歌は4首で、春・秋・冬を含めた四季の中でもっとも少ない季節です。勅撰和歌集でも夏は1巻だけ(春・秋は2巻)で、もともと詠まれる数が少ない季節でした。

ほととぎすを詠んだ歌はどれですか?

第81番「ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば」(後徳大寺左大臣)の1首です。ほととぎすは初夏を告げる鳥として、平安の歌人が夜明けまで待ってその初音を聞こうとした夏の代表的な景物です。

第98番「みそぎぞ夏のしるし」とは何のことですか?

六月晦日(みそか)に行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」のことです。半年の穢れを祓う神事で、藤原家隆は上賀茂神社を流れるならの小川の夕暮れに、その禊の情景を見て夏の名残を感じ取っています。