平安時代後期の天台宗の僧・歌人。三条天皇の曽孫で、参議源基平の子。12歳で出家し、大峰・葛城など諸国の霊山で修行を積んだ修験者として知られる。白河・鳥羽・崇徳の三代にわたり護持僧を務め、加持祈祷の験力で名高く、天台座主・大僧正に至った。園城寺(三井寺)の長吏も務めた。『金葉集』以下に約50首が入る。百人一首の「もろともに」は『金葉集』所収で、大峰山中で思いがけず山桜を見て詠んだ歌。
もろともに あはれと思へ 山桜
花よりほかに 知る人もなし
私がお前を懐かしく思うように、お前も私を懐かしんでおくれ、山桜よ。花のお前のほかに、私の心を知る友はいないのだから。
決まり字:もろ近日公開