平安時代中期の女流歌人・日記作者。藤原倫寧の娘。954年に藤原兼家と結婚し、道綱を生んだ。兼家との21年間の結婚生活と一夫多妻制下の苦悩を綴った『蜻蛉日記』は、女性による自照文学の先駆として後の『源氏物語』にも影響を与えた。『大鏡』に本朝三美人の一人と記される。中古三十六歌仙の一人で、勅撰集に約35首が入る。百人一首の「嘆きつつ」は『拾遺集』の恋歌で、『蜻蛉日記』にも見える兼家への恨みの歌。
嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間はいかに久しき ものとかは知る
嘆きながらひとりで寝る夜の明けるまでが、どれほど長いものか、あなたはご存じでしょうか。
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