平安時代中期の歌人。甲斐少目・淡路権掾など地方の下級官人を務めた。紀貫之らとともに『古今集』の撰者となり、同集に60首が入り、貫之に次いで多い。三十六歌仙の一人。宇多上皇・醍醐天皇の歌合や行幸に多く召され、屏風歌にも活躍した。理知的で技巧に富む歌風は貫之と並ぶ古今調の典型とされる。百人一首の「心あてに」は『古今集』の秋歌で、初霜の白さと白菊を見分けがたいと詠む。
心あてに 折らばや折らむ 初霜の置きまどはせる 白菊の花
当て推量で折るなら折ってみようか。初霜が降りて見分けがつかなくなった、白菊の花を。
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