トップ歌人 / 曽禰好忠

平安時代中期 · 生没年不詳(10世紀後半)曽禰好忠

そねのよしただ · Sone no Yoshitada

平安時代中期の歌人。丹後掾を務めたことから曽丹・曽丹後と呼ばれた。官位に恵まれず、偏屈で奇行の人と伝えられ、円融院の子の日の御遊に招かれもせず参上して追い出された逸話がある。しかし歌は独創的で、万葉語や俗語を大胆に用い、一年360日を詠んだ「毎月集」を編むなど新風を開いた。生前は異端視されたが後に高く評価され、中古三十六歌仙の一人。『拾遺集』以下に約90首が入る。百人一首の「由良の門を」は『新古今集』の恋歌。

曽禰好忠の歌

1 首

百人一首 第46番

由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え
ゆくへも知らぬ 恋の道かな

由良の海峡を渡る舟人が櫂をなくして漂うように、行方も分からない私の恋の道だ。

決まり字:ゆら
百人一首『新古今集』嘆き由良の門(京都府宮津市)

近日公開