平安時代中期の歌人・文人。905年、醍醐天皇の勅命により『古今和歌集』撰者の中心となり、その仮名序を執筆した。同集に最多の102首が入る。土佐守を務め、帰京の旅を仮名で綴った『土佐日記』は日記文学の祖とされる。三十六歌仙の一人。理知的で機知に富む古今調を確立し、屏風歌の名手として多くの歌を残した。後世の和歌に絶大な影響を与えた。百人一首の「人はいさ」は『古今集』の春歌。
人はいさ 心も知らず ふるさとは
花ぞ昔の 香ににほひける
人の心はさあ、どう変わったか分からない。けれど昔なじみのこの里では、梅の花が昔と同じ香りで咲き匂っている。
決まり字:ひとは