平安時代中期の歌人。清原元輔の祖父、清少納言の曽祖父にあたる。内匠允・内蔵大允など低い官職にあった。琴の名手としても知られ、晩年は洛北に補陀落寺を建てて住んだという。紀貫之や藤原兼輔と親交があり、『古今集』に17首など勅撰集に約40首が入る。中古三十六歌仙の一人。百人一首の「夏の夜は」は『古今集』の夏歌で、短い夏の夜に月が雲のどこに宿るのかと問う機知の歌。
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを
雲のいづこに 月宿るらむ
夏の夜はまだ宵のうちと思っているうちに明けてしまった。月は今ごろ雲のどのあたりに宿をとっているのだろう。
決まり字:なつ