平安時代後期の公卿・歌人。源経信。宇多源氏の出で、権大納言に至り、桂大納言とも呼ばれた。和歌・漢詩・管弦のすべてに優れ、藤原公任と並ぶ「三舟の才」と称された。後拾遺集の撰者藤原通俊を批判した『難後拾遺』を著すなど、歌壇の重鎮として多くの歌合の判者を務めた。晩年に大宰権帥として筑紫に赴き、任地で没した。勅撰集に約85首が入る。源俊頼の父。百人一首の「夕されば」は『金葉集』の秋歌で、梅津の山荘で詠んだ歌。
夕されば 門田の稲葉 おとづれて
蘆のまろやに 秋風ぞ吹く
夕方になると、門前の田の稲葉をそよがせて、芦ぶきの粗末な小屋に秋風が訪れて吹いてくる。
決まり字:ゆふ