平安時代中期の歌人。代々伊勢神宮の祭主を務める大中臣家に生まれ、自らも神祇大副・祭主となった。951年に梨壺の五人の一人に選ばれ、『後撰集』の撰集と『万葉集』の訓読にあたった。三十六歌仙の一人で、『拾遺集』に59首など勅撰集に約120首が入る。屏風歌や賀歌を多く残し、伊勢大輔の祖父にあたる。百人一首の「みかきもり」は『詞花集』の恋歌で、衛士のかがり火に昼夜の思いを重ねた歌。
御垣守 衛士のたく火の 夜は燃え昼は消えつつ 物をこそ思へ
宮中の門を守る衛士の焚くかがり火のように、私の恋も夜は燃え上がり、昼は消え入りそうになりながら、思い続けている。
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