平安時代後期の歌人。藤原顕輔。父顕季から歌道の家・六条藤家を継ぎ、左京大夫・正三位に至った。崇徳院の命により1151年に『詞花和歌集』を撰進した。人麻呂の画像を祭る人麿影供を父から受け継ぎ、清輔・重家ら子とともに六条家を歌壇の一大勢力とした。藤原基俊と親交があり、歌合の判者も務めた。勅撰集に約85首が入る。百人一首の「秋風に」は『新古今集』の秋歌で、崇徳院の『久安百首』の歌。
秋風に たなびく雲の 絶え間より
もれ出づる月の 影のさやけさ
秋風に吹かれてたなびく雲の切れ間から、漏れ出てくる月の光の、なんと澄み渡って明るいことか。
決まり字:あきか