平安時代後期の学者・公卿・歌人。大江匡房。大江匡衡と赤染衛門の曽孫。神童と呼ばれ、後三条・白河・堀河の三代に侍読として仕え、権中納言・大宰権帥に至った。博学で知られ、有職故実書『江家次第』、説話集『江談抄』、『遊女記』『傀儡子記』など多くの著作がある。源義家に兵法を教えた逸話も名高い。勅撰集に約115首が入る。百人一首の「高砂の」は『後拾遺集』の春歌で、遠くの山桜を眺めたいと霞に語りかける歌。
高砂の 尾の上の桜 咲きにけり
外山の霞 立たずもあらなむ
高い山の峰の桜が咲いた。人里近い山の霞よ、どうか立ち込めないでおくれ、あの花が見えなくなるから。
決まり字:たか