平安時代中期の歌人。征夷大将軍坂上田村麻呂の子孫とされる。大和権少掾、加賀介などを務め、従五位下に至った。三十六歌仙の一人で、『古今集』に8首など勅撰集に約40首が入る。蹴鞠の名手としても知られ、醍醐天皇の御前で206回続けて蹴ったという記録が残る。百人一首の「朝ぼらけ」は『古今集』の冬歌で、大和国に赴いた際に吉野の里の雪を有明の月かと見まがう趣を詠んだもの。
朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに吉野の里に 降れる白雪
夜明け方、有明の月の光かと思うほどに、吉野の里に白々と雪が降り積もっている。
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