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百人一首 第37番・文屋朝康白露に

文屋朝康出典:『後撰集』秋中・308
白露に 風の吹きしく 秋の野は
つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける
百人一首『後撰集』讃美白露の秋の野
白露に ジャケット

現代語訳

白露に風がしきりに吹きつける秋の野は、まるで緒で貫き留めていない玉が散り乱れているようだ。

決まり字:しら

ミュージックビデオ

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歌のものがたり

Story

時代背景

平安前期。作者・文屋朝康は、六歌仙の一人で「吹くからに」(22番)を詠んだ文屋康秀の息子。親子で百人一首に入り、どちらも「風」を詠んだ。官位には恵まれなかったが、この清冽な情景歌一首で千年残った。

詠み人の想い

風がしきりに吹きつける秋の野で、糸を通していない露の玉が散り乱れる——ただそれだけの純粋な美の瞬間を切り取った。「つらぬきとめぬ(緒で貫き留めていない)」からこそ、露は自由に散り、散るからこそ宝石のように輝く。

歌詞にこめたもの

糸に通されず散る露を惜しむのではなく、「留められないからこそ光る」と読み替えたのがこの翻案です。「糸でつなげば首かざり/風にまかせば流れ星」——保存するより、一瞬のきらめきをえらぶ。それが「つらぬきとめぬ」の現代語だと受け取りました。曲では千年前の歌声が最初から風に乗って流れ、最後に「わたしも歌う」へ引き継がれます。散っていくもの、ぜんぶ宝石——手放すことを肯定する歌です。

歌詞

Lyrics

白露に(文屋朝康・百人一首37番)/Garu JP

Pre-Hook

白露に 風の吹きしく

つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける

Verse 1

泣きそうな朝は 走ることにしてる

ひとりの野原 風が強くて

草のさきで ふるえる露が

私みたいで 目をそらせない

Pre-Chorus

つないでおけない ものばかり

手のひらから こぼれていく

Chorus 1

白露に 風の吹きしく

留められない 玉たちが

あんなに ひかるんだ

散らして きらめくままに

だれかが歌う 声がする

Post-Chorus

白露に 風の吹きしく

つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける

Verse 2

涙も いつか 乾いていく

それがさびしくて うれしくて

糸でつなげば 首かざり

風にまかせば 流れ星

Pre-Chorus

かんぺきなまま 残るものより

一瞬きらめく ほうをえらぶ

Chorus 2

白露に 風の吹きしく

留められない 玉たちが

あんなに ひかるんだ

こぼれて 涙のままに

風のむこうで あの声がする

Post

白露に 風の吹きしく

つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける

Bridge

doo da ba da doo ba

da di da du da da

Bridge Continue

千年前の 秋の野原で

おなじ光を 見てた人がいる

散るから ひかるのだと

風がまた 吹く

Drop

白露に 風の吹きしく 秋の野は

つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける

Final Chorus

白露に 風の吹きしく

それでも散る この玉のように

留めずに 生きてみたい 今日を

風といっしょに 駆けていこう

放して ひかりのままに

わたしも歌う あの歌を

Outro

散っていくもの ぜんぶ宝石

つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける

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